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国際オリーブ協会と
国際オリーブオイル規格の制定

このページでは、国際オリーブ協会(International Olive Council、以下IOCと略記)の役割とオリーブオイルの国際品質基準、及び日本国内の取り組みについて解説します。

要約

  • 現在49ヵ国が加盟する国際オリーブ協会(IOC)は世界で唯一のオリーブ関連政府間組織

  • IOCは1960年にエキストラバージンを含むオリーブオイルの流通商品の品質基準を設定し、以降、適宜、改訂が行われている

  • IOCに未加盟の日本には、エキストラバージンオリーブオイルの輸出入の際にその品質を判定するための公的な品質規格が存在していない

  • 当協議会は協議会員の商品に対して国際オリーブ協会の品質規格の適用を求め、品質規格に適合した会員の商品には公正マークの表示を承認している

IOCは国連下の組織として1959年スペインのマドリッドに設立されました。IOCはオリーブオイルとテーブルオリーブ(食卓で食べられるように塩蔵や発酵などの加工をしたオリーブ果実)の分野における世界唯一の国際政府間組織で、2024年末時点で49か国が加盟しています(図1.図2.参照)。

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図1.国際オリーブ協会のシンボルマーク

IOCのミッションは、「オリーブ栽培の持続可能で責任ある発展に頁献する決定的な役割を担い、その活動内容のひとつに「オリーブオイルの国際貿易の拡大を奨励し、製品の貿易基準を策定更新し、品質を向上させる」と定められています。地理的及び歴史的な背景から現在は地中海沿岸諸国がオリーブオイルの主要生産地域ですが、オリーブオイルの消費は日本を含め全世界に拡大しています。そのため、国際的な貿易商品であるオリーブオイルについては統一された品質基準(トレードスタンダード)が必要でした。IOCは設立の翌年の1960年にオリーブオイルの通商品質基準を制定し、その中で初めて公的に「エキストラバージンオリーブオイル」という品質グレードの定義と規格が定められました。

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図2.スペイン・マドリッドの国際オリーブ協会の事務局

前述の通りIOCは政府間組織であり、その指針に従った活動をするためには、オリーブオイルについてその国を代表する公的機関の代表者を理事として国単位でIOCに加盟することが必要です。日本は、国産オリーブオイルの生産量が未だ国内の全オリーブオイル消費量の1%に満たない状況であり、残念ながら日本は現在、IOCへの加盟申請を行っておりません。このためIOC加盟諸国は日本にエキストラバージンオリーブオイルを輸出する際にIOC品質規格を適用することが必須ではなく、また、受け入れる日本側にもエキストラバージンオリーブオイルについての公的な品質基準が存在していないのです。このような状況を鑑み、当協議会では「エキストラバージンオリーブオイルの表示に関する公正競争規約」を制定し、会員事業者に対してはIOCの国際品質規格の適用を求め、規格に適合した会員の商品については規定の審査を行ったうえで商品に公正マークの表示を承認しているのです。

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